夢をあきらめること
小学校の文集で「絵かきさんになりたい」って書いたのを思い出したら泣けてきた。
小さなころから、ずっとそれが夢だったから。
絵を描くことで食べていきたいと思ってたから。
今わたしは、それとは全く違う道に進もうとしてる。
絵を描くのって果てしない。
終わりがない。
だからやめたくなる。
あきらめたくなる。
だけどふと戻って来たくなる。
わたしはこれからもきっと美術の世界の住人にはなれない。
だけど、戻って来れる隙間をどうにか空けておこうってどこかで考えてしまう。
結局あきらめきれない。
あきらめられないくせに、本気で目指す覚悟もできずにここまで来てしまったんだな。
子供のころのわたし、ごめんね。
わたしは今その夢をあきらめようとしてるよ。
もっとちゃんと目指せばよかった。
覚悟すればよかった。
今からでも遅くないのかな。
でも、今のわたしじゃ、全然だめだ。
ごめんね。